2020.06.16

「キャスティングさん」になっていたかも!? Vol.13 女優 木南晴夏さん

さまざまな分野で活躍する有名人の方々を直撃インタビュー。

もしも今の仕事をしていなかったら、どんな職業を選んでいたかを想像していただきました。
どんなお話が飛び出すでしょうか。

 

Vol.13 女優 木南晴夏さん

ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズのムラサキ役やドラマ『昼顔』の長谷川美鈴役など幅広い役を演じ、実力派女優として注目されている木南晴夏さん。パンシェルジュ2級などの資格を持つ「パン愛好家」としても知られ、全国各地のパンを食べ歩く『パン旅。』(NHK BSプレミアム/不定期放送)にも出演している。
 
そんな木南さんが、もしも女優になっていなかったら、やっていたかもしれない仕事は…。
 

きなみ・はるか●1985年、大阪府生まれ。2001年『第1回ホリプロNEW STAR AUDITION』にてグランプリを受賞。04年、ドラマ『桜咲くまで』で女優デビュー。09年、映画『20世紀少年』で原作のキャラクター通りの小泉響子役を演じ、注目される。以後数々の話題作に出演し、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズのムラサキ役、ドラマ『昼顔』の長谷川美鈴役などさまざまな個性の役柄を好演。18年7月期のドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日)、Netflixで配信中のドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話』に出演中。18年9月1日(土)より上演するミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』では主人公の私立探偵ストーン(山田孝之)の秘書ウーリーを演じる。

 

――木南さんがもし女優になっていなかったら、どんなお仕事をされていたと思いますか?

 
えーと、子どものころは舞妓さんやアナウンサーになりたかったです。CA(キャビン・アテンダント)さんにもなりたかったなあ…。

 

――舞妓さん! 木南さんの舞妓さん姿、見てみたいです。

 
関西出身で京都の街を歩くこともよくあったので、身近だったんです。着物姿が可愛くて、「いいなあ」と。子どものころって仕事が何なのかもわからないから、ただただ華やかで楽しそうな職業に憧れていました。

 

――じゃあ、大人になった今、なるとしたら…。そう言えば、木南さんはパンがすごくお好きですよね。パン屋さんになりたいと思ったことは?

 
あります。でも、最近は仕事でパン職人さんにお話をうかがう機会が増えて、「私には無理だなあ」と思うようになりました。

 

――どうしてですか?

 
パン職人さんのパンへの探究心って、ものすごいじゃないですか。朝から晩までパンを焼いて、休みの日も新しい商品の試作をしたり、食べ歩きをしたりして。気温や天気によって生地の水分量や焼き加減を変えるとか、パンとずっと向き合って、パンに人生を捧げている。それって、パンをこよなく愛していないと無理だと思うんですよね。
 
私はパンを食べるのは好きだけど、作ることに対してはそこまで努力できない。パン職人さんの苦労を知ってからは、「パン屋さんになりたい」なんておそれ多くて言えなくなってしまいました。

 

――職人気質という点では、さまざまな個性の役柄をいつもしっかりと表現されている木南さんにも共通するものを感じます。お芝居なら、努力も苦にならなかったりしますか?

 
苦労も多々あります(笑)。でも、何なんでしょうね。デビューしてしばらくは次のオーディションに合格するかどうかということだけでいっぱい、いっぱいで先のことを考える余裕もなくて。無我夢中でやっているうちに、気がついたら、女優という仕事が染みついちゃった感じです。
 
今でも「私には女優の仕事しかない」とは考えていなくて、ほかにやりたいことや、できること、お金を稼げることがあれば、きっとやるんじゃないかなと思います。ただ、今のところ、私がやりたいこと、できることは女優しかないから、それを一生懸命やろうと。「苦しい事もあるけれど、楽しいだけの職業というのはないから、まあ、いいか」というような気持ちでやっています。
 
…あれ? このインタビュー、「もしも、女優になっていなかったら」がテーマですよね?

 

――ハッ! そうでした。えーと、ひとつ、決めちゃってください(笑)。

 
じゃあ、キャスティングさん! ドラマや映画のキャストを考えるのって楽しいですよね。漫画や小説が映像化されるときに、誰が演じるかをみんなで予想するのが好きなんです。キャストの発表を聞いて「やっぱり! あの人以外にはいないよね」なんて盛り上がるのが楽しくて。それを自分でやって、みんなのイメージ通りの配役をバシッと決めた時の気持ちを味わってみたいです。
 

 

――キャスティングさんとは意外でした。ただ、映画やドラマの配役ってプロデューサーさんがメインで考えることも多いような気がします。

 
プロデューサーさんは資金集めが大変そうだからなあ…。一日中配役のことだけ考えて楽しみたいから、キャスティングさんで! ホントにそんなお仕事があるのかわからないんですけど(笑)。

 

 

<「お悩み」相談コーナー>

アンケート回答者から寄せられた「お悩み」からひとつを毎回のゲストが選び、何か言ってくれるコーナー。

 

<木南さんチョイスの「お悩み」>

 

さまざまな企業の話を聞いて志望企業を決めましたが、内定をもらった会社に本当に自分が合っているのか時々不安になります。自分の就職活動はこれでよかったのかと思うことがあります。

(就職プロセス調査 7月調査回答・大学生・理系・女性)

 

答えから言っちゃうと…。

 

入社してみなければわからないと思います。私の大学の友人は一般企業で働いている人が多いんですけど、今って、私たちの親世代に比べると、転職も当たり前になっていますよね? 入社して働いてみて、もっと自分に合う企業や、スキルを高められる企業があると感じたら、ピョンって。

 

それでいいんじゃないかな。まずは働いてみて、違和感があるようなら、無理をするよりはほかに転職をすればいいし、「まだ頑張れる」と感じたら、続けているうちに展望が開けたりする。とにかく一度働いてみることで、自分にとって何が大事なのかが見えてくると思います。「入社した会社で一生が決まる」なんてことはなくなってきている時代なので、あまり肩に力を入れ過ぎず、頑張ってほしいなって思います。

 
※本文は2018年取材時の内容で掲載しております

取材・文/泉 彩子 撮影/鈴木慶子 

 

 

木南 晴夏さんが「一緒に働きたい人」とは?

【INTERVIEW こんな人と働きたい!】バックナンバー