就業力の育成の活動

就職をする前の学生に対する、
さまざまな就業力育成の活動をご紹介します。

就業力向上への取り組み『ソーシャルカレッジ(略称:ソシカレ)』、第9回「日本e-Learning大賞」経済産業大臣賞を受賞

大学生の就業力向上に向けて
リクルートキャリア新規事業開発室が新しい学習モデルを開発

2010年春の就職内定率が氷河期以来の落ち込みをしたことから、文部科学省は2014年までの5年間を、大学生・大学院生の「就業力」向上の重点期間としました。私たちを取りまく大学・学生・企業においても、「就業力」が十分に高まっていないことがたびたび課題とされています。リクルートキャリア新規事業開発室では、大学生の就業力向上というテーマへ向けて、『ソーシャルカレッジ(略称:ソシカレ)』という学習モデルを開発してきました。

※「就業力」とは : 2010年2月に改正され、11年度から施行された大学設置基準では、「学生が卒業後自らの素質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力」と定義し、大学にキャリア教育の実施を義務づけています。

新学習モデル『ソシカレ』は就業力の中でも重要とされる
社会人基礎力を12週間で伸ばすプログラム


▲ 『ソシカレ』のWeb画面イメージ

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を社会人基礎力とし、2006年に経済産業省が提唱しました。学問で得られる専門知識やスキル以外に、仕事をする上で必要になる基本的な力のことであり、就業力の中でも重要とされています。『ソシカレ』は、大学生のアルバイトという場を活かしながら、12週間で社会人基礎力を伸ばしていくことができるプログラムです。はじめに15項目の社会人基礎力を9段階のレベルで測り、現状の力を把握します。その後12週間にわたってパソコンや携帯に送られてくる「チカラを伸ばす行動」を実践していくことで社会人基礎力がアップする仕組みになっています。

客観的視点が組み込まれた学習達成評価と
SECIモデルを基にした学習設計による品質保証性

学習達成評価は本人だけでなく上司という客観的な視点も入れ、学習の前・中・後に測定することでより精緻に測定できるようにしました。品質保証性においては、ナレッジマネジメントの基礎理論であるSECIモデルを基にし、知る・行動する・内省する・共有するという学習設計を取り入れました。スコアの伸びを見て与える課題を常に精査することで個々に対応し、継続者全員が平均2.3段階もアップしています。eラーニングでは難しいとされている「続けることで確実に力がつく」仕組みが確立している学習モデルです。

第9回「日本e-Learning大賞」経済産業大臣賞を受賞


(上)受賞した新規事業開発室のメンバー
   ※写真中央は経済産業省のプレゼンターの方
(下)経済産業大臣賞 受賞風景
   ※写真右:弊社新規事業開発室 太田

2012年11月、eラーニングの先進事例を広く公募し、表彰する「日本e-Learning大賞」にて『ソシカレ』が経済産業大臣賞を受賞しました。この賞は、eラーニングアワード2012フォーラム実行委員会および日本工業新聞社が主催し、企業などにおけるeラーニングを用いた生産コストダウン・生産性向上・業務改革、また学校や個人における新しい学習の可能性・学力向上に役立つさまざまなコンテンツ・ サービス、ならびにソリューションを表彰するものです。「組織の生産性」「メディア活用度」「品質保証性」「新規性」「社会連帯性」「学習達成評価」の6つが審査基準とされており、『ソシカレ』は「品質保証性」と「学習達成評価」が特に 評価され、今回の受賞につながりました。

これからも大学生の就業力向上へ向けて

「就業力」というと就職活動における面接やエントリーシートのテクニックだと思われがちな面もありますが、私たちは本質的に「大学生が仕事を始めるために必要な力とは何なのか」「それを伸ばすためにはどうしたらいいか」という観点で研究を行ってきました。今後もこの分野における知見の蓄積を続け、より良いサービス開発や学生の就業力向上の一助になれればと考えています。

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